AVENIO Tumor Tissue Surveillance Kitは、ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)組織検体からの次世代シークエンス(NGS)アッセイパネルの1つで、AVENIO ctDNA Surveillance Kitによる腫瘍量の経時的なモニタリングをベースラインとして補完します。NCCNガイドライン2のバイオマーカーに準拠した17遺伝子に加え、腫瘍量のモニタリングや肺がん・大腸がんの微小残存病変(MRD)の検出に使用される180遺伝子を含みます。
AVENIO Tumor Tissue Surveillance Kitの特徴と利点
- 組織とctDNAで同一のパネル(同じターゲット遺伝子(遺伝子領域)、ハイブリッドキャプチャのワークフロー)を使うため、腫瘍量の経時的モニタリングのためのベースラインとして活用でき、組織と血漿間でのコンコーダンス解析が可能
- 一回のワークフローで4種類全ての変異タイプ(SNVs, indel, fusions, CNVs)を高い感度と特異性1で検出可能
- AVENIO Tumor Tissueアッセイ内のQCキットを用いることで、FFPE組織検体で99%の成功率
- 様々な研究に応用できるよう、腫瘍組織と血漿をフレキシブルに切り替え可能
- 能率的なワークフローにより精製から解析とレポート作成までが5日間で完了
- 試薬だけでなく解析システムも含まれており、すぐにでも高性能NGSオンコロジーアッセイの導入が可能